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2023年3月初旬、鹿児島県の栗野岳へ登山へ行ってきた。
今回は登りと下りで違うルートを使ってみたのだが、これまでの栗野岳登山の中で1番カラダへの負担が少ないルートのように感じた。
栗野岳が初めてという方や、登った事はあるが1つのルートしか通った事がないという方へ向けて、その行程を紹介してみよう。
栗野岳|登り下りで別ルート
栗野岳
霧島山に含まれる栗野岳、標高は1102m。
栗野岳に関する詳しい情報と、登山口に関しては関連記事を参照。
登り下りと違う登山口を使うため、関連記事【栗野岳登山口情報|2023年春版】を先に目を通した方が理解が深まるかと思うので、よろしければ↓こちらを。
栗野岳登山口に関する情報はこちら
栗野岳の日本一の枕木階段についてはこちら
ルート行程
今回は、登りが【登山口C】から、下りは【登山口B】を目指す行程をとった。
※ABCは正式な名前ではなく、当ブログでそう読んでいるだけである。
登山口Cに駐車場はないので、車は登山口Bへとめる。
登山口B駐車場から「旧栗野岳温泉」方面へ約15分ほど道路上を歩く。
向かって右側に、伐採されたあとと登山口の看板が現れる。
入山
倒れた看板の矢印が歩いてきた方向をさしているが、本来右側の山をさしていると考えて良い。
看板がないと入り口が分からない状態ではあるが、もし最悪看板が見当たらない場合は右手の山側を見てみよう。
切り株にピンクテープが巻いてあるのが見えるはずだ。
切り株ゾーンを越えると通常通りのピンクテープに変わるので、テープを頼りに入山しよう。
しいたけ危険
入山してすぐに【栗野岳登山道】の案内板が現れる。
山頂まで2000m。案内板の内容に注意!!
【注意:この付近のしいたけは!毒性があるためたべられません】
間違っても口にしないようにしよう。
登山道
歩きやすい道ではあるが、枕木階段からの【登山口A】のように分かりやすい道があるわけではない。
獣道というほどでもないが、ピンクテープの確認は忘れずに。
途中(入山から8分ほど)で、この大きな岩が右手に現れれば登山道から外れていない証拠。
入山から1時間10分程で、このような案内板が現れる。
【栗野岳山頂へ→】を目指す。
気をつけたいポイント
【←第2峰(P-4)へ】という案内板が出てくる。
ここで、気をつけたいポイント。
【第2峰(P-4)】は山頂ではないので注意!!
栗野岳の山頂というのはひらけた場所ではなく、登山道沿いにポツンとあるだけである。
今回のように、登山口Cから登った場合は分かりやすい。
しかし、一般ルートの【登山口A】(日本一の枕木階段)と【登山口B】からのみ登った事のある人は、第2峰P-4を山頂だと勘違いしている可能性もあり。
登山口AとBから登った場合に、まず現れる展望の良いひらけた場所が【第2峰(P-4)】。
この第2峰P-4がいっけん山頂っぽい事もあり、ここで休憩をとって山頂に行かずに下山したことがあるという人がいる可能性も。
実際、第2峰(P-4)を山頂と勘違いしている人に遭遇した事がある。
今回のルートで登った場合は、先ほどの【←第2峰(P-4)へ】の方に行く前に、山頂方面(左側)に進む。
※今回の私のルートと同じ入山と下山を別ルートを通るなら、先に山頂へ行こう。
入山下山を同じルート(登山口Cから入って登山口Cに戻る)なら、先に第2峰(P-4)へ行ってもありだろう。
山頂までの最後3分ほどは、このように道ができている。
韓国岳展望所
山頂に着く直前に右手に【韓国岳展望所】がある。
展望が良いのでここで休憩をとるのもあり。
多くの人は【第2峰(P-4)】で休憩している。
韓国岳を見たら道に戻り、あとほんの少し先に進む。
山頂
ついに【栗野岳山頂】、道沿いに現れる。
展望が臨めるわけでもなく、けっこうあっけない登頂に感じるかもしれないが、1102m栗野岳登頂、ひとまずお疲れ様でした。
山頂の向かいにはこのような看板あり。
沢原高原(上床牧場へ)
沢原高原へは、片道約2時間を要します
現地(上床牧場)からの交通手段を確保してください
こう書かれているが、その下には「通行禁止」の看板も。
通行禁止
注意:沢原高原への登山ルートは、下山地からの移動手段確保など登山者の安全性を確保するため、現在調査中ですので、通行なさらないようお願いします。
山頂へ着いたら、第2峰(P-4)の案内板のところまで戻ろう。
先ほどの【←第2峰(P-4)】の案内板が現れたら、矢印の方向へ進む。
山頂から第2峰(P-4)までは大人の足で約18分。お昼ご飯まであと少し頑張ろう。
第2峰(P-4)
この奥から出てきたところが、【栗野岳第2峰(P-4)】標高1094m。
先ほどの【韓国岳展望所】では右側に見えていた韓国岳が、真ん中に見えている。
展望が良いので、ここで昼食をとる。
標高も1000m超でひらけている分、3月とはいえやや寒い。
登山口AとBから入山した場合は、向かい側からここへ到着する。
もし、このまま下山しようとしていたり、「山頂」の看板がないことを不思議に思っているような素振りの登山者を見かけたら、親切に山頂を教えてあげよう。
ここまで登ってきて山頂へ行かずに下山するのは勿体ない。
下山
今回は登山口Bへおりるので、向かい側の道を下っていく。
しばらく歩くと【見晴台(P-3)】の案内板あり。
分岐から片道約5分なので、行ってみるのもあり。
見晴台という名だけあり、見晴らし良好場所。
今回はスルーする。
分岐
垂直に下っていると、L字箇所でこの案内板が出てくる。
左に行くと【登山口A】の日本一の枕木階段の駐車場へ。
真っ直ぐ降りると【登山口B】の駐車場へ。
今回は【登山口B】に車をとめているので、真っ直ぐ下りる。
最後は広い傾斜を下っていく。
最後の傾斜は視界が180度同じ景観なので、ピンクテープを見失う可能性あり。
気をつけて残り数十メートルを下りよう。
この傾斜は登りではキツイが、下りはだいぶ楽だった。
登山終了
山から出る直前に駐車場の車が見えるので、ホッと安心感をおぼえるだろう。
昼食を含め、約4時間ほどの登山が終了した。
山から出てすぐに車があるというのもいいものだ。
まとめ
栗野岳登山、登り下りで違うルートを通る行程を紹介してきた。
今回の流れは初の試みだったが、これまで登ったどの行程よりも1番ラクで楽しかった。
今回の栗野岳登山で、これまで以上に栗野岳に親しみを覚えた。
これから栗野岳へ登ろうと計画中の方へ、栗野岳の新たな魅力をお伝えできていれば幸いだ。
【栗野岳】
〒899-6103 鹿児島県姶良郡湧水町川添